2020年9月4日金曜日

マウス実験成功:たんぱく質注射で神経機能を回復 【No.226】

 今日の気になる医療ニュースです!


【 マウス実験成功 :人工的なたんぱく質を注射で神経機能を回復】

*紹介*
人工的に作り出したたんぱく質を注射することで、
切れてしまった神経の機能を回復させることに、慶應義塾大学などのグループが、マウスを使った実験で成功したと発表しましたというニュース記事です。

*抜粋*
グループは、神経細胞が情報を伝達する「シナプス」と呼ばれる部分で、 
神経細胞どうしを結び付ける特殊な分子に注目し、 
この分子を元に「CPTX」という人工的なたんぱく質を合成しました。

そして、脊髄損傷のため後ろ足がまひして歩けなくなったマウスに、
このたんぱく質を注射したところ、2か月ほどで、まひしていた後ろ足の動きが、 
正常なマウスの8割程度まで改善し、歩けるようになったということです。

また、脳の神経が損傷するアルツハイマー病を再現したマウスの脳に、 
このたんぱく質を注射したところ、記憶力が改善することも分かったということです。

グループでは、このたんぱく質は、けがや病気などで損傷した 
神経の情報伝達の回路を回復させる働きがあるとしています。


*感想*
アルツハイマーが身近な病気なのでぜひこういった研究が進み、健康寿命が延びて、
ピンピンコロリができればいいなぁと思います。

以上です。

0 件のコメント:

コメントを投稿

持久力、認知機能、ドーパミンを反映し得る自発性瞬目率の関係性【No.303】

  今日の気になる医療ニュースです! 【持久力、認知機能、 ドーパミンの働きを反映し得る自発性瞬目率の3者関係性を明らか に】 ニュース記事 *紹介* 筑波大学は2月1日、自発性瞬目率と持久力、 前頭前野が司る認知機能(実行機能) の3者の関係について、若齢男性を対象に調査した結...