2021年1月28日木曜日

コロナ時代の顔認識アルゴリズム、マスクしたままでOKに?【No.300】

 今日の気になる医療ニュースです!


【コロナ時代の顔認識アルゴリズム、マスクしたままでOKに?】

*紹介*
米国土安全保障省は、マスクをした顔でも高い精度で認識できる顔認識技術を試験運用した。
これが実用化されれば、旅行者は国境検問所でマスクを外さずに
空港を通り抜けられるようになるというニュース記事です。

*抜粋*
この試験運用は、同省の研究開発部門である科学技術局が開催する生体認証技術大会
一環として実施された。
2018年から毎年開催されているこの大会では、専門家、テクノロジーベンダー、ボランティアが集まり、
最先端の生体認証システムをテストし、
多様なシナリオでの顔認識技術の使用がもたらす課題に対応できるかどうかを確認する。
 今回の大会は新型コロナウイルスの世界的流行がもたらした新しい課題に対応するため、
さまざまなマスクを装着した人々の画像を高精度で収集、
照合する人工知能(AI)システムの能力を評価するのが主なテーマだった。
最終的には全米の国際空港でこのシステムを導入することを視野に入れている。

*感想*
結果も面白い。大会なのでシステムによってだいぶ性能が違うみたいで、
平均は全く意味がない値みたいです。ここに実際の従業員(人の目視)での正答率もいれてほしい。

ボランティアはマスクをした状態と素顔の状態の両方でシステムの前に立つよう求められた。
国土安全保障省によると、テストしたAIシステムの識別率は、
素顔の場合は平均93%、マスク装着時は平均77%だった。
 ただし、結果はシステムによって大きく異なった。例えば、最も優秀なシステムは、
マスクを装着した状態でも識別率は96%だった。
このラリーでテストしたシステムの中で最も性能が悪かったものは、マスクを装着した個人の識別率がわずか4%だった。

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以上です。

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